デジタルミュージアム
  • 3-0106

「木曾街道六十九次之内 垂井 猿之助」
「きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち たるい さるのすけ」

年代-寸法353×244
形態額装点数1
作者等一勇斎国芳画
解説

作者は一勇斎国芳(いちゆうさいくによし)。「木曾街道六十九次」は嘉永5~6(1852~3)年に刊行された。板橋から守山までの67宿を中山道と称するが、これに草津と大津を加えたものがこの木曾街道六十九次である。実際には出発地の日本橋と終着地の京都加えた71図で構成されている。国芳版の特徴は広重のような風景が中心ではなく、各宿駅名を歌舞伎や戯作などの有名な場面を取り入れて描き、読者に謎解きさせるおもしろさをもっている。本図では日吉丸(秀吉の幼名)が主人の子供を井戸の筒にくくりつけて逃げ出す場面で、「樽の井戸」を描いて「垂井」を暗示している。

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